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ふたつの手の思い出:森山良子

2015年11月27日

Ⅱー10.「ふたつの手の思い出」:森山良子 1967年


ふたつの手の思い出:森山良子




1967年「この広い野原いっぱい」
1967年「ふたつの手の思い出」
1968年「愛する人に歌わせないで」
1969年「禁じられた恋」

折からのフォークブーム、
ややこぎたない連中(ごめんね、好きですよ岡林さん高田さん加川さん)とは違う位相で、
シンプルな旋律を美しい声で歌いあげる森山良子さんの声が巷間を埋めていました。

曲には当時ですら新鮮味はありませんでした。
若かった森田公一さんにはわるいけれど、たとえば「愛する人に歌わせないで」の歌詞はもうみごとにステレオタイプ。
メロディーともどもアメリカン反戦フォークの亜流。
森山さんの歌い方だってジョーン・バエズの焼き直しのようにも思えました。

それでも彼女の歌声は当時の人々の心に染み込んでいきました。
私も同じ。
他人に「森山良子っていいやん」などとは口が裂けても言えないのだけれど、
ラジオから流れたら一心に聴き入っていました。

それはちょうどビートルズとタイガース。
アメリカンフォークと森山良子。

後年彼女が歌う「さとうきび畑」「涙そうそう」などと出会ったとき、
ようやくその魅力の訳がわかったように思いました。
腹の据わった彼女は根っからの表現の職人。エンターティナー。
歌の世界をはずさずきちんと心をこめて歌える方。
いや、元歌を二倍に膨らませることもできる方。
プロの芸には抗うことができません。

そんなわけで今の私は何の屈託もなく言えるのです。
「森山良子っていいやん」

今回は、数ある彼女の初期ヒットの中でいちばん他愛ない曲を、
魅力を2倍、いや3倍にも膨らませて歌った、
「ふたつの手の思い出」をえらびましょう。









比較のために、森昌子さんが歌った同曲を。
お上手ですが、スムースさと感動とは別物であることがおわかりになるのでは。

https://youtu.be/p5dpC0VEzLo



作詞:万里村ゆき子
作曲:村井邦彦
編曲:林一
唄:森山良子

このさびしさがやがていつか
私を大人にかえるということを









Posted by gadogadojp at 21:30│Comments(0)
 
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