たそがれの御堂筋:坂本スミ子
2013年09月04日

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90.「たそがれの御堂筋」:坂本スミ子
送りましょうか
送られましょか
せめて難波の駅までも
とても他愛無い、ご当地ソングの歌詞です。
『楢山節考』の名演技でおなじみ、
女優でありラテン歌手でもあった坂本スミ子さん。
その彼女が歌うこの歌謡曲を聴くと、
夜の御堂筋の雨の匂いと、
そこはかとない切なさが漂います。
大いなる表現力だと思います。
このカップルの行く末が心配なのではなく、
このカップルの過去にあったであろう出来事が押し寄せてくるようです。
過去は他愛無くはない、とおスミさんは歌います。
それだけでも十分にしみ込むのに、
この曲にはおまけがついてきます。
なぜか、洋食レストランのビフカツの香りが、
私の鼻孔内に蘇ってくるのです(笑)。
人間の五感の中で嗅覚の記憶は、
もっとも忘れ難いものだと聞きます。
この歌とビフカツとが邂逅した実体験があったのかどうか、
それは判然としないのですが、
私が人生で耳にした無数の楽曲の中で、
これほど美味しく匂う歌はありませんから、
この歌を選ばないわけにはいかないのです。
私はビフカツが大好物ですから。
作詞:古川益雄
作曲:加藤ヒロシ
唄 :坂本スミ子
Posted by gadogadojp at 19:00│Comments(0)
│歌